今日、ニュースで灰谷健次郎さんが亡くなったことを知りました。
小学生のときに『天の瞳』を読んでから、好きな作家さんだったので、とても残念です。 この前押入れを整理していたら、中高生の時つけていたお気に入りのことばを写したノートが出てきて、その中に灰谷さんの『天の瞳』や『海の図』の文章も写してありました。 今読んでも、本当に素晴らしい言葉ばかり。 特に、天の瞳の倫太郎のじいちゃんの言葉にはぐっときますね。 「仕事というもんは、これまで、いろいろなことを学ばせてもらったお礼でもあるから、いつも人の役にたっているという心棒がなかったら、その仕事は仕事とはいわん。(中略)一人の人間が愛する相手は限りがあるが、仕事を通して人を愛すると、その愛は無限に広がる。そうして生きてはじめて、人は、神様からもろうた命を生ききったといえるのじゃ。」 これって、灰谷さんの生き様だなあって読み返していて思いました。 灰谷さんの本にはたくさんのことを気付かせてもらったし、勇気づけられたものでした。 今日またノートを読み返していて、灰谷さんの本が読みたくなりました。 今の私は、読んでどう感じるのかなあ・・・
by asano_28
| 2006-11-23 21:49
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